薄墨色の凍てつく夜気に
射干玉の髪を洗い
払い得ぬ甘い花の香に
遠い思い出を垣間見る

案ずれど夜明けは遠い
僕はまだとらわれたまま

紺青に凍える星を読み
洋々たる前途を祝す
たとえそこには切望の
ひとかけらさえ見えずとも

長鳴鳥とて夢のなか
僕はまだとらわれたまま

群青に冴える風を浴び
静かな憂いに身を浸す
それさえも過分であると
誰かが確かに囁いた

明星は未だ闇のなか
僕はまだとらわれたまま

紫紺に染まる大地の果てに
咲く花の名を君は知らず
幾度願えど幻はおろか
思い出さえも霞むばかりで

花が散る前に去り行こう
君に心臓を預けたまま

東雲色に大気は満ちて
長鳴鳥は声を響かせ
明星は東に灯り
はじまりを告げて花は咲く

尾根を焼く夜明けの炎
僕はまだとらわれたまま

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

夜明けの虜囚

 似たり寄ったりな歌詞になってしまうのは何故なのか。

閲覧数:83

投稿日:2023/10/16 23:08:25

文字数:344文字

カテゴリ:歌詞

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