私は頭が悪いのです
難しいことわからないのです
動きも遅いのです
言われた通りしかできないのです


はなちゃんは賢い子です
いつも正しいんです
いつも褒められるのです
はなちゃんを憧れているのです


でも神様は平等なので
私たちはいつも同じご飯を食べているのです
同じものを食べていっても
やはりはなちゃんのようにはならないのです


はなちゃんは賢い子です
いつも正しいんです
いつも褒められるのです
はなちゃんを憧れているのです


ある日
ご飯がなくなったのです
私が頭悪いだからじゃないのようです
賢いはなちゃんのご飯もなくなったのです
神様はいつものように平等で
私たちは同じようにお腹が空いていくのです


私は頭が悪いのです
難しいことわからないのです
動きも遅いのです
言われた通りしかできないのです


はなちゃん
はなちゃん
ソレを食べちゃいけないよ
ソレは食べ物じゃないよ
この前噛んだら叱られたんじゃない


お前頭悪いね
言われた通りしかできないね
これじゃ生き残れないよ
そんなに世の中甘くないのよ


はなちゃんは賢い子です
いつも正しいんです
いつも褒められるのです
はなちゃんを憧れているのです


そしてようやく
この甘くない世界は私のことを諦めたのようです
お腹が空いてるのも感じなくなったのです
なにもかも白くてよく見えないのです
白い霧のなかで
いつもの声が私の名前を呼んでいるのです



「アレは食べ物だったよ、ミケ」
ご主人様は微笑んで私を抱き上げた

「頭悪い子ね
でもお前のこういうところが大好きじゃ」



ご主人様は私の悪い頭をなでなでしているのです
しばらくここでキミを待ってるよ
はなちゃん
最後は私の勝ちですね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

はなちゃんと私

自分の老後を想像したら、ひどい歌詞ができました。
本当にすみませんでした。

・レンじゃなくても、歌詞部分的に変更しても大丈夫です。

閲覧数:70

投稿日:2009/12/28 18:38:07

文字数:738文字

カテゴリ:歌詞

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