[A]
夢を見る権利は誰にでも与えられていた
だからこそ僕らは失望を噛みしめた

[B]
夢を見るという夢から目が覚めて
視界に入る世界は色を失った
現実という波が押し寄せて理想をさらった

[S]
テレスコープ越しに見た過去はあまりに粗末で
月明かりは心の影を照らしはしなかった
無理にでも笑って明日を願ってる
わかっていても手を伸ばす すぐそこに見えなくても

[A]
無責任な声が道のりを案内し始めた
宙吊りになった僕を気にも留めずに

[B]
運命として決まっていたんだという
なんて都合のいい解釈なのだろう
単純なものほど僕には複雑に思えた

[S]
テレスコープじゃ見えない未来は今をすり減らして
冷たい雨が流す感情は無色透明だった
僕は今どこに向かってるんだろう
冷えた身体で走り出す 目の前が見えなくても

[C]
ありもしない星座をなぞってはため息を漏らした
エンドロールのような虚しさが漂っていた

あと少しで届くはずだった世界をかき消して
どうやら大切なことを忘れていたみたいだ
冷え切って震えていた身体に血が通えば

[LS]
テレスコープで覗いた空に未来なんてなくて
当然のことが今の僕には愛おしかった
綺麗事でもいい 絵空事でもいい
わかっていても手を伸ばす すぐそこに見えなくても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

モラトリアム

閲覧数:60

投稿日:2020/03/29 16:02:01

文字数:559文字

カテゴリ:歌詞

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