ジャケット

何を刻むのかわからないまま
欠けた月が昇るのを待つ

旋回する不確かな闇と
律動するギターを抱いて

金切り声を押し殺したような
声の主は怒りを隠している

錆びついた風は語り出す
「何もない方へ行くのもいい」と…

悲しみも喜びにも似た
音を打ち鳴らして…闇を残す

風を切り刻むようなビート
夜のサーカス小屋で
消えない痛みや幻
切り伏せているだけ…

そこはかとなく終わりを感じても…
それ自体が救いになるなんて…
静かに踊る…サヨナラだけの世界…
真夜中に咲く…花は笑うような…

失くした世界 埋もれた感情を
幽かな残像で 
塗り替えようとしても、いつか
焼き剥がれて虚ろになる

鋭い黒に沈んだ赤色は
真実を見つめている
赤に沈んだ黒色は
染まれない明日を映して…

残像が…消えていく…
待ちわびた…瞳の中…
夜がまた来る…

00:00 / 04:22

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

赤と黒の残像 【オリジナル曲】

アベフトシをオマージュした曲をつくってみました!

閲覧数:220

投稿日:2020/07/22 19:23:37

長さ:04:22

ファイルサイズ:5MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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