ボクの名前は「とんかち」くん
お世話大好き お仕事大好き

ワタシの名前は「くぎ」ちゃん
「とんかち」くんと 仲良し 大好き


ボクは「くぎ」ちゃんに会ったら、板に止めてあげるのさ
トントントン、トントントン、トントントン

ある日、一本の「くぎ」ちゃんに会ったんだ

「みんなはどんどん止まっているのに私だけ置いてけぼり」
シクシクシク、シクシクシク、シクシクシク

「まかせて!」と、「とんかち」くん
「くぎ」ちゃんを今居た場所に打ち込みました
トントントン、トントントン、トントントン

少しずつ、ゆっくりだけど埋まっていく自分に
泣くことをやめ、笑顔が出始めた「くぎ」ちゃん
あとちょっと、あとちょっと、あとちょっと


だけど、まって。
「このままじゃワタシ、ここから動けない」


「出して、出して、「とんかち」くん出して。」
トントントン、トントントン、トントントン
「出して、出して、とんかち君出して。」
一生懸命な「とんかち」くんに声は届かない
トントントン、トントントン、トントントン

一息入れた「とんかち」くんの耳に
「出して、出して・・・」
シクシクシク、シクシクシク、シクシクシク


「ごめん。ごめんよ。そんなに埋まってしまったら、もう僕には出すことは出来ないよ」
「出して、出して」
シクシクシク、シクシクシク、シクシクシク

「ごめん。ごめんよ。そんなに埋まってしまったら、その板からは抜けないよ」
「出して、出して」
シクシクシク、シクシクシク、シクシクシク

「ごめん。ごめんよ。そんなに埋まってしまったら、元居た場所には帰れないよ」
二人は自分たちの涙で錆びていく
シクシクシク、シクシクシク、シクシクシク
シクシクシク、シクシクシク、シクシクシク

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「とんかち」くん と 「くぎ」ちゃん

数年前に書いた救いのないポエムを歌詞っぽく・・・なってないな・・・。

小さな親切大きなお世話ってやつです。

閲覧数:63

投稿日:2013/12/23 20:45:27

文字数:745文字

カテゴリ:歌詞

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