A
月明かり照らされて
君はよりいっそう美しく
変わらない微笑み
届かないと
知りながら捕われている

B
無機質な物語
囁く愛さえ迷い子
ひとりきり戸惑い虚空へと
吸いこまれていく

S
閉じた瞳
見えないその色に焦がれ
白磁の肌を撫で想うばかり
いつかその薔薇色の唇
紡がれる声夢にみていた

深まる夜に温もりは取り残される
髪を梳いたら流れる星屑
儚くまたたいて散ってく

それでも
愛おしくて願う

A
今夜月が隠れて
君がそっと瞼あけた
何より甘い吐息
染まる頬が
世界を彩っていく

B
触れれば絡まる指
このまま離したくないと
永遠を望む幼子のよう
秘めごとを繰り返す

S
待ち焦がれた
君の声、瞳の色
星の光さえも敵わない
白磁の君瞬きのたび
花が咲くんだ鮮やかな花

掬いとる言の葉は宝石のよう
大切に契る約束たちは
真っ直ぐに心に溶けてく

奇跡に一夜
溺れていさせて

C ballade2とシーンがリンクする
透きとおる涙を
束ね抱きしめる
君が消えないようにと

S
まるで幸せみたいに笑うんだね
そうしてまたひとりにするんだ
蜜月はもう戻らないのに
こんなに傍にいるのに遠い

いっそともに止まりたい
朽ちてもいい

夜が明ければまた静かに笑む君
閉じられた瞳の向こうは
忘れられない
幻のふたり

——ひらがな——
A
つきあかりてらされて
きみわよりい(っ)そううつくしく
かわらないほほえみ
とどかないと
しりながらとらわれている

B
むきしつなものがたり
ささやくあいさえまよいご
ひとりきりとまどいこくうえと
すいこまれていく

S
とじたひとみ
みえないそのいろにこがれ
はくじのはだおなでおもうばかり
いつかそのばらいろのくちびる
つむがれるこえゆめにみていた

ふかまるよるにぬくもりわとりのこされる
かみおすいたらながれるほしくず
はかなくまたたいてちってく

それでも
いとおしくてねがう

A
こんやつきがかくれて
きみがそっとまぶたあけた
なによりあまいといき
そまるほほが
せかいおいろどっていく

B
ふれればからまるゆび
このままはなしたくないと
えいえんおのぞむおさなごのよお
ひめごとおくりかえす

S
まちこがれた
きみのこえひとみのいろ
ほしのひかりさえもかなわない
はくじのきみまばたきのたび
はながさくんだあざやかなはな

すくいとることのはわほおせきのよお
たあせつにちぎるやくそくたちわ
まっすぐこころにとけてく

きせきにひとよ
おぼれていさせて

C
すきとおるなみだお
たばねだきしめる
きみがきえないよおにと

S
まるでしあわせみたいにわらうんだね
そおしてまたひとりにするんだ
みつげつわもおもどらないのに
こんなにそばにいるのにとおい

いっそともにとまりたい
くちてもいい

よがあければまたしずかにえむきみ
とじられたひとみのむこおわ
わすれられない
まぼろしのふたり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

御伽の恋の話【曲:お声かけあり】

曲はつきましてはお声かけいただいている歌詞です。

こちらの歌詞は、
単体の歌詞としても成り立ちますし、
「一夜のオートマタ」
https://piapro.jp/t/3k7u
と対でも成り立つ歌詞となっています。

1番は「一夜のオートマタ」の前の話、(月のある夜)
2番から「一夜のオートマタ」とリンクし、
新月の夜にオートマタが目を開けて想いを通わせつつも、一夜限りでまた人形に戻る。
ラスサビは人形に戻った後またひとりきりになった、という時系列です。

タイトルは仮称です。
編曲の際の歌詞改変、調整は問題ありません。
また、対応も可能です。

閲覧数:241

投稿日:2021/10/07 06:59:22

文字数:1,232文字

カテゴリ:歌詞

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