「ミクちゃーん!」
先程まで自室に籠っていた「研究者」とやらにミクは呼び止められた。
「次のVOCALOIDのキャラクター、双子にしようと思うんだけど、兄妹か姉弟どっちが良いと思う?」
なんでそれを一番新人の私に聞くのかしら?と思いながら、ミクは返答した。
「私的には、同じ女の子として、女の子が上の方が良いと思いますよ?研究者さん。」
そうミクが返答すると、あっと気が付いたような顔をした「研究者」。
「あっ、まだミクに入ってなかったね。僕の名前は研究者じゃなくて〈高月〉っていう名前なんだ。でも、みんなからはマスターって呼ばれてるから、君もそう呼ぶといいよ。」
「わかりました。マスター」
そうすると、マスターは話を戻すように咳払いをし、話を続けた。
「じゃあ、姉弟にするか。研究の協力、感謝するよ。」
「いえいえ」
ミクはとりあえず適当に返事をしておいた。前にMEIKO姉さんに聞いた通り、面倒くさいただのヒキニートだ。まぁ、こんなことを言えるのは、読者のみんなだけなんだけどねwww


 私は、キッチンにいた。何故か、じゃんけんに負けたからという理由で、今週一週間の料理当番になってしまったからだ。
「ミク~おつかれ~」
「あぁ、お兄ちゃん。お帰り~」
この青い髪青いマフラー。KAITOっていう、私の兄だ。通称、バカイト。まぁ、実際には機会なのでバカかどうかは分からないがwww
「ねぇねぇ聞いてよミク!!いつものスーパーでアイス50円セールやってたからこんなに買ってきちゃった☆」
確かに。KAITOが両手に持っていたのは大量のアイスが詰め込まれたレジ袋だった。
「MEIKO姉さんにボコられても知らないよ?」
「大丈夫!!めーちゃんが好きなワンカップも買ってきたから!」
「・・・あ、そう。」
ミクは顔に出るほど、兄のアイスLOVEさに心底呆れていた。でも、少し期待していた。ちょっと声色を変えて、
「おにぃちゃん♪ミクのおネギは?」
「もちろん買ってきたよ」
「わーいありがとーぉ!!」
と、ミクはKAITOに思いっきり抱きついた。でもこれは、ミクの作戦でもあった。
(これで次もネギ買ってきてくれるZE!)
兄よ。次もよろしく頼む。www


「みんなー!ごはんできたよー!」
食卓は緑一色だった。
「・・・。」
「今日は、ネギごはんに、焼きネギ、ネギスープと冷凍ネギだよっ」
「ミク。もうそろそろネギ以外の物作ってよ・・・」
やっぱり。みなさんは想定済みだろう。
ミクの大好物はまぎれもなくネギだ。
こうして、多少の問題が起きながらも、今日も楽しい高月家の食卓であった。

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ミクたち~みんなでごはん!~

今回は、ミクが料理当番の日の食卓の様子です。ミクが作るもの・・・みなさんはもう想像できますよね?そして、あの青いキャラクターのヲタクさにあきれるミクでしたwww

閲覧数:134

投稿日:2013/05/13 23:04:20

文字数:1,097文字

カテゴリ:小説

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  • CODE BABA

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    ご意見・ご感想

    「みくに入って」じゃなくて「みくには言って」じゃないですか?あと機会じゃなくて
    機械 わざとだったらごめんなさい/(-_-)\
                         by CODE BABA

    2013/05/14 00:35:56

    • レイン

      レイン

      ご指摘ありがとうございます。今から修正します。

      2013/05/14 16:26:15

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