水音が、心を押し流す。
口を噤んだのは、
どちらだったろう。
犠牲と代償の上に立つ。
それはまだ、正義の形をしているか。
きっと君は、泣いていた。
隠された眼差しの内側で。
無数の歪みを抱えて、
「綺麗事」を掲げた。
白日が、心を焼き尽くす。
罪を選んだのは、
どちらだったろう。
未来と後悔に責められる。
それはまだ、人(わたし)の姿をしているか。
ずっと君は、泣いていた。
燃え上がる眼差しの奥底で。
爛れた痛みを孕んだ、
夜の明けを越える。
いずれ、世界は知るだろう。
多くの矛盾と間違いを。
そして、世界は知るだろう。
英雄達の夢の跡と、
今を繋ぐ煌めきを。
水音が、心を押し流す。
白日が、心を焼き尽くす。
あの歌が、心を呼び戻す。
耳を塞いだのは、
どちらだったろう。
祈りの残骸を踏みならす。
それはまだ、希望の声音をしているか。
やっと、君は泣いていた。
開かれる眼差しの輪郭で。
最後の願いを持って、
終に幕を下ろす。
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歌詞設定作品1
ご意見・ご感想
金熊猫.wav
使わせてもらいました
はじめまして、かねパンダと申します^_^
今回こちらの歌詞を使わせて頂いて、自分なりに曲を作ってみました。
関連する動画の方にリンクを貼っておいたので、よろしかったら聴いていただけたらと思いますm(_ _)m
2016/06/04 13:46:37