水音が、心を押し流す。

口を噤んだのは、
どちらだったろう。

犠牲と代償の上に立つ。
それはまだ、正義の形をしているか。

きっと君は、泣いていた。
隠された眼差しの内側で。

無数の歪みを抱えて、
「綺麗事」を掲げた。

白日が、心を焼き尽くす。

罪を選んだのは、
どちらだったろう。

未来と後悔に責められる。
それはまだ、人(わたし)の姿をしているか。

ずっと君は、泣いていた。
燃え上がる眼差しの奥底で。

爛れた痛みを孕んだ、
夜の明けを越える。


いずれ、世界は知るだろう。
多くの矛盾と間違いを。
そして、世界は知るだろう。
英雄達の夢の跡と、

今を繋ぐ煌めきを。


水音が、心を押し流す。

白日が、心を焼き尽くす。


あの歌が、心を呼び戻す。

耳を塞いだのは、
どちらだったろう。

祈りの残骸を踏みならす。
それはまだ、希望の声音をしているか。

やっと、君は泣いていた。
開かれる眼差しの輪郭で。

最後の願いを持って、
終に幕を下ろす。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

それはまだ、正義の形をしているか。

数多の正義のお話。

閲覧数:370

投稿日:2016/05/28 03:15:00

文字数:439文字

カテゴリ:歌詞

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  • 金熊猫.wav

    金熊猫.wav

    使わせてもらいました

    はじめまして、かねパンダと申します^_^

    今回こちらの歌詞を使わせて頂いて、自分なりに曲を作ってみました。

    関連する動画の方にリンクを貼っておいたので、よろしかったら聴いていただけたらと思いますm(_ _)m

    2016/06/04 13:46:37

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