A
悲しみは 空っぽな部屋に詰め込めるだけ
幸せな 夢なら 両手で掬える数だけ
B
心を 悲しみで満たせば
変わらない朝日が また 美しいから
深い悲しみに潜れば
変わっていく景色も 澱みの向こう
S
独りの食卓に 君を見ながら
一杯分の悲しみを飲み干すよ
どれだけ告白を 流し込んだら
この机で話した全部 忘れられるだろうか?
A
悲しみは 毎夜枕を湿らせるだけ
幸せな 夢は 街角の愛を買えるだけ
B
身体は 軽くて宙に浮いた
いつまでも馬鹿らしく ただ 漂っていた
瞳を悲しみで満たせど
紡ぐほど 言葉が 透明になる
S
夜更けの食卓は 冷え込むから
体丸ごと悲しみへと沈めよう
吐き出してきたものに溺れるのなら
君のために生きた心地もするもんだろう
A
悲しみは 歩く僕を包み隠せるだけ
幸せな 夢なら 背中に残っているだけ
悲しみは 明日の朝の枕に残して
幸せな 夢は 今度の夢に預けて
SS
独りの食卓に 君を見ながら
一杯分の悲しみを飲み干すよ
どれだけ告白を 流し込んだら
この机で話した全部 忘れられるだろうか?
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