ウザい、ウザい・・・今都会に咲く新芽がとにかくそんなことを口走る。
しかし、その"ウザい"対象に染まっているのは、まぎれもなく彼ら新芽自身なのだ。

だから、ここ東京の花畑23区はあまりきれいではない。

「夢」や「幻想」という養分を,与えられずに育ち続けた結果であると言えよう。

けがれにけがれた拘置所の様な花畑に、緑色の如雨露が現れた。

それも、街の上でもなく、道路の上でもなく、如何なる建物の上でもなく、はたまた如何なる情報媒体の中からでもなく…

「夢」「幻想」を培った異端者たちの棲む地下世界から。

この如雨露は、もしかしたら最後の希望かもしれない。
新芽と新芽を紡ぎ合わせ、そこからたくさんの新しい花を咲かせる、少女の姿をした不可思議な如雨露。

宇宙の啓示を受け、恐竜が祈り、食いしん坊が祈り、配管工が、御江戸の大泥棒が、爆弾屋が、格闘家が、ロボット戦士が、音速の旅人が、黒き夢の旅人が…

天空に浮かぶ王国が、この世の裏の幻想世界が、具現化した空想が・・・

その他もろもろ夢を紡いできた妖精たちが切に祈り、創ってきた、
そして、ことごとく"秩序"が踏みつぶしてきた、
もっとも純粋な、希望のための祈りを、全て引き継いだ、最も美しき緑の歌姫。

ついに表舞台に現れたかの如雨露は、この花畑を美しく育て上げる力になるのだろうか。

はて、御前達。この如雨露は、御前達が埋め立ててきた地下世界のものが育てた如雨露だ。
この大樹に生(な)る如雨露は、地下世界の養分を十分に吸い込んでできた地下水の産物なのだ。

きっと、何物のそれまでの如雨露より、綺麗な水を与えるだろう。
だが、そいつは飽くまでも御前達が排除して来た世界の成分で出来ている。
解っているね?そいつは御前達が今まで忌み嫌ってきた水なのだ。


さあ、どうするんだい?
これまで通り忌み嫌ってみるかい?
それとも、
浴びて希望を染み込ませてみるかい?

決意は己自身の中で決めてくれ給え。

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神秘の如雨露

一行詩にあげたやつです。

昨日の議論の話題のコピーです。
なんてね。

ある意味、完全に適当。ぶち壊しな詩です。

いや、詩ですらありませんね。戯言です。すみませんでした。

閲覧数:84

投稿日:2011/02/14 14:12:15

文字数:834文字

カテゴリ:その他

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