ありがとうというのが恥ずかしいから　おめでとうの言葉をあなたに送る
これからもよろしくは照れくさいから　くたばらず頑張れよとひねてみる
愛想笑いに見えたかい　でも心から思ってるんだ
霞の中で　幾多の試練に阻まれ　戦う貴方の　後姿は美しい
手探りの中　掴んだ一片の星　僕に見せてくれたあの日

ありがとうというのが恥ずかしいから　おめでとうの言葉をあなたに送る
なにもしないのはむず痒いから　せめてもの気持ちで歌っているよ
嘘をついてる訳じゃないよ　ぎこちなくなるのを許してよ
深遠の淵　現実に苛まれた折　涙を流した　その背中が揺れる
数え切れない　なけなしの希望の一片　刹那時を引き延ばして消えた
胡散臭くて適わなくてごめん　でも　不器用な僕を許して

夢だけ見てた　魔法なんてありはしないが　それは僕に　勇気をくれた
手探りの中　掴んだ一片の星　僕に振りかけて使い果たしたあなたの
いつのまにか老いて　消えてゆく背中を　僕はすぐ隣で見ていられた
それが幸せだと分かった時でも　恥ずかしいまんまの　僕を許してよ
貴方の旅路を　どうか　見届けさせて