ジャケット

左腕に虫がとまった。
たいして気にも留めなかった。
左腕に虫がとまった。
目を向ける余裕もなかった。
感じることとかはなかった。
左腕もどこの感覚も。

虫はとまったはずだ。
決めつけていいはずだ。
自分はまだ正常だ
決めつけていいはずか?

今 息をしている、
  息をしている。
  息をしている…?
今 息をしている 無駄を省く
 …無駄を省く。

左腕に虫はいなかった。
たいして思うこともなかった。
ただ右手をふっと動かした。
左腕にはもういなかった。
感じた感じを探してた。
頭も体もどこも。

虫はきっとここにいた。
決めつけていいはずだ。
自分はまだここにいる
決めつけていいはずか?

今 考えている、
  考えている。
  考えている…?
今 考えている 無駄を省く
 …無駄を省く。

ふいに腕をかきたくなった。
初めて腕に目を向けた。
赤い跡が目にとまった。
ふいに詩をかきたくなった。
今 虫がいた状況を。
確かに 虫はいたが
今はどこにあるのか?

今 息を止める…
  
今 息をしている、
  息をしている。
  息をしている…
今 息をしている 考えている
  無駄を省く。
今 考えている 自分という
  無駄を省く。


左腕の赤は無くなった
今書いた詩も終わった
無駄でも笑顔を作り
目の前のむしを払った

00:00 / 04:04

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

むし

香茘です。ちょっとしたことを歌にしてみました。
拙いですがよかったら聞いてください。

閲覧数:97

投稿日:2017/11/20 18:26:15

長さ:04:04

ファイルサイズ:5.6MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

クリップボードにコピーしました