メサニフタの泉
               
宵闇は深まりて…

月がその身を映して歌ったら
黒き影の群れが目醒めるよ
古(いにしえ)の歌に耳を傾けながら

巡る悠久(とき)越えて
絶えぬ泉の水音(みなおと)よ

ララバイヤ

密やかなる宴へと集え
目を閉じる獣、鳥達よ
湧きいでる水に酔い痴れ 争う事すら忘れ

   ( 間 奏 )

葉擦れ 夜風にふるえて歌ったら
ここへおいで 生ける者達よ
深すぎる夜に怯えて眠れぬなら

露が水面(みなも)揺らし
やがて流れに還るでしょう

ララバイヤ

密やかなる宴へと集え
狩り人も贄(にえ)もひと群れに
石の枕辺に身を寄せ 手のひらの水を分け合う

(ララバイヤ)
やがて夜は更けて

お伽話 永遠(とわ)に満ちる泉
目を閉じて耳を澄ませたら
歌は流れだす今宵も 命が生まれし場所で


     * * *


  メサニフタのいずみ

よいやみはふかまりて

つきがそのみをうつしてうたったら
くろきかげのむれがめざめるよ
いにしえのうたにみみをかたむけながら

めぐるときこえて
たえぬいずみのみなおとよ

ララバイヤ

ひそやかなるうたげへとつどえ
めをとじるけもの とりたちよ
わきいでるみずによいしれ あらそうことすらわすれ

   ( 間 奏 )

はずれ よかぜにふるえてうたったら
ここへおいで いけるものたちよ
ふかすぎるよるにおびえてねむれぬなら

つゆがみなもゆらし
やがてながれにかえるでしょう

ララバイヤ

ひそやかなるうたげえとつどえ
かりびともにえもひとむれに
いしのまくらべにみをよせ てのひらのみずをわけあう

(ララバイヤ)
やがてよはふけて

おとぎばなし とわにみちるいずみ
めをとじてみみをすませたら
うたはながれだす こよいも いのちがうまれしばしょで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

メサニフタの泉

http://piapro.jp/t/CrM1 への投稿作品です。

閲覧数:325

投稿日:2016/08/12 02:45:21

文字数:785文字

カテゴリ:歌詞

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