「…うあぁぁああ」

「大丈夫?」

「うん…」

歩き始めて30分ぐらい
バランスを崩しながらも何とか歩いてます…

けど、私が寝てたところ…くらうふろぉ?からまだ100mぐらいしか離れて
ないんだけど

「ゼルス様がいるところってあと、どのくらいなの??」

「んーだいたい4000kmぐらいかな?」

「え…」

普通に言っちゃってるけど、距離全然普通じゃないよ??

100mで30分ってことは…
4000kmだと1200…

もう歩いていくなんて絶対無理じゃん…

「もう、どーすればいいのぉー」

「飛べばすぐつくけど」

顔がすごくニヤついてますよ…。

完全にからかってるよぉ…

あぁーもうっ!!!

「いいよ、飛べばいいんでしょ? 飛ーべーばっ!!!」

「今、言ったね?」

「きゃっ!!」

うあぁ…宙に浮いてるよー泣

「また、泣かれたら困るからねー」

「泣かないもん! ぜぇーったい泣かないし!!」

「子供かよっ笑」

「子供ですよー」

もう、やけくそ笑

「はいっ!ついたー」

「えっもう!?」

「まだ、飛んでたかったの??」

「いやっもう嫌。」

「そんな、きっぱり断らなくてもいいのにー笑」

またニヤニヤしてるしー!!

けど、いつの間にそんな飛んでたのかな??
全然風とか感じなかったけど…

もしかしたら、気使ってくれたとか…?
いや、そんなことあるわけないかっ

「っていうかここらへん何もなくない?」

「花弥にはまだ、見えないんだよ」

…何故か名前を呼ばれたらドキッとした

空飛びすぎて体がおかしくなったんだと、そのときは思っていた。

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【1つだけの命】 第六章

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投稿日:2013/06/29 21:40:28

文字数:698文字

カテゴリ:小説

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