きみが言う　ぼくも言う　さよならって
やがて全て　なつかしい日に会えるまで
おだやかな空だね　あの日のこと　忘れないように　お日様ゆらゆら

冬のにおいが消えそうで　制服を脱いで夕陽をおいかけた
びりびり破れた卒業証書　とんでゆく
永遠にもとに戻れないほど　ばらばらに
ダキシメテモ

受験生　歩いてる　おどけながら　学園通り　きのうまでの僕たち
少しだけ早く咲く　桜の花　ほどけながら　風にきらきら

自転する大地はいつのまにか　朝になって　ため息まじりにまわるだけ
天文学者が部分日食をみつけたよ　何億光年はなれていても永遠に
ミツメ合ウヨ

ふたりだけ見えていた　冥王星の　見えない町　行っちゃうぼくだよ
追いかけて　追いかけて　つかまえてよ　路面電車のはるかな駅で

アルトリコーダーを無くした教室で　ふりむけば
アルコールランプのにおいの廊下で　きみが待っててくれた
ありがとう

きみが言う　ぼくも言う　さよならって
やがて全て　なつかしい日に会えるまで
おだやかな空だね　あの日のこと　忘れないように　お日様ゆらゆら