冬の暗闇の中に消えていく
その花の名前は…

冷たい風が頬をなぞって
眠りから目を覚ました
もう誰も居ない部屋見渡して
君の名前を呟いた

「”また”一緒にいようね」
毎年そう約束したね
写真を見るたびに思い出す光景…

花は散る冬に埋もれて
ひとつひとつ花弁が散らす涙
再会の時が来たその時
また笑い合えたらいいね。

あゝ過ぎゆく時を想って…

延々と降り積もる雪は
何もかもを覆い尽くしてく
緑のない冷たい背景

「生まれ変われたらどうか…」
悲しい願い事は忘れて
時間はすぐに流れていくから

花は散り何れ季節に生まれ
君だけを抱きしめていたいから
叶わない願いなんてないんだ
ってどうか忘れないで…。

思い出は走馬灯のように
またカレンダーをめくって
僕は今日も想い続け
ありがとう。ありがとう

また春が来たら話そうね
たとえすれ違うことがあっても
僕は君だけを　離したりはしない

花は散り何れ…