…始まるかもしれない。


交わした初めての言葉は
本当にたわい無いもので、
それでも忘れられないのは
相手があなただったから。

「もう少し、近づいても良い?」
あなたはあたしの手を引いた。

嘘と予防線の先に、あたしは夢を見ていた。
子供だし、知らない世界だし。
でもね夢は所詮「夢」で、あたしすぐに気づいたの。
大人でしょ?あなたが教えてよ。

一番欲しいものだけ手に入らない、「現実」。


例えばあたしから別れを告げたら
あなた、引き止める?
駆け引きなんて苦手だから
目の前のあなたを信じるよ。

「もう少し、そばに居ても良い?」
あなたはあたしを抱きしめた。

不特定多数分のイチ、それでも良いと思っている。
そういうことにしといて、今は。
でもね今は所詮「今」で、どうせすぐに「過去」になる。
そういうことは聞こえないフリして
一番好きな歌に浸れば良いよ、今夜は。


…懲りてないのかもしれない。


誰かの歌じゃ駄目なんだ、あたしの恋なんだから。
でもね恋は所詮「恋」で、いつか「愛」に変わるかも。
子供だし、知らない世界だし。
大人でしょ?あなたが教えてよ。

――――――「現実 (読み:叶わぬ恋)」。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢中

閲覧数:168

投稿日:2011/11/12 23:14:36

文字数:514文字

カテゴリ:歌詞

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