死んだおばあちゃんが
頭を撫でてくれた
思い出す線路が軋む時
いい子だねって
仕草がかわいいなんて
細めた目の奥で湿る光

それは時々渦巻いて
いい子だねって

錨を下ろせば魚が泣くから
船に乗るのはやめた方がいいと
白いテープを投げる
汽笛が鳴るからいそいそと橋を渡る
靴音が生む波紋と笑い声
射し込む朝日

見送りの汽車
手を振ってくれるのは誰だ
レールの継ぎ目から蒔け花

死んだおじいちゃんが教えてくれた
爆弾でばらばらになった友達
いい子でいてと
小さな爪を見ながら
テレビでライオンが吠えた

ずっといい子で
いつかなくなるのならいっそのこと
あの時のただ嬉しかった
夢見心地な体のままで

でも今にも船は港を離れようとしている
かもめがずっと遠くで鳴いてるのが聞こえる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

いい子

歌詞です。

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投稿日:2023/02/13 00:40:22

文字数:341文字

カテゴリ:歌詞

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