どこか遠い空の物語のよう
こぼれていく記憶が私を壊すけれど
貴方の手を取って歩き出せたなら
静かな部屋の隅で、沈む夕日を眺めていた
いつか見た気がしたんだ 景色が滲んでいく
気づけば差し伸べられていたその手に、無意識に縋っていた
その手の重さが、その瞳が、今でも苦しんでいるようで
どこか遠い空の物語のよう
崩れていく景色が私を縛るけれど
貴方の手を取って歩き出せたなら
どこか遠く、遠くで無邪気に笑いあえたら
そんな御伽話を探してしまう前に
差し伸べられた手は酷く傷んで苦しんだまま無理をしていた
いつか、その目に触れた景色をその手が救った光のひとつを私に教えて
そのあとでまた一緒に踏み出してゆけるから
今も遠い空の物語のよう
崩れていく景色は二人を縛るけれど
貴方のくれたもの、守ってきたものを
信じてみたいんだ
それはこの空へと続く物語
崩れ落ちた未来に射した光のような
貴方の手を取って歩き出せたなら
どこか遠く、遠くで無邪気に笑いあえるまで
そんな御伽話をいつか一緒に、この空へ探しにいこう
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2023/10/11 15:21:04