A
ねぇ、「僕がいなくなっても」
君はちゃんと咲いていますか?
儚い命をまた謡ってるの?

ねぇ、「僕がいなくなっても」
君がちゃんといるからこそ
大丈夫 そこに僕もいるでしょ?

B
綻んで散った花弁(はなびら)に
淡い恋慕と香(か)を乗せて
時を隔てた向こう側
遠い 遠い君へと届けたい

S
あの日少しだけ震えた「ありがとう」と
本当は君には言いたかった「ごめんね」と
全部の嘘にいつか君が気づいても
隣には誰もいないの でも
僕は確かに君を愛したんだ
それだけは誓えるんだよ

A
ねぇ、「君がいなくなったら」
僕は何処にもいなくなるでしょ?
狡いかな?だから君に生きてほしい

B
薄紫の花弁(はなびら)は
降り注ぐ銀を帯びて
夜を纏った静寂に
凛と浮かぶ さながら君のようだった

S
君を護るために涙を流したことも
君が大切だから突き放したことも
いつか笑って誇りに思えたのかな
わからない わからないよ でも
君が大好きで仕方がないんです
それだけは本物だから

C
泣けない夜を抱きしめて
明けない君と暮らそう
贈るよ、紫苑
嗚呼・・・

S
君を護るために涙を流したこと
君が大切だから突き放したことも
いつか笑って誇りに思えたのかな
わからない わからないよ でも
君が大好きで仕方がないんです
それだけは本物だから

あの日の真っ直ぐで素直な「ありがとう」と
君の温もりの中で掠れた「ごめんね」を
きっと君は優しい嘘に変えるのさ
隣には僕もいないの でも
君は確かに僕を愛したんだ
僕も確かに君を愛したんだ
それでいい それだけでいい

C
泣けない夜を抱きしめて
明けない君と暮らそう
贈るよ、紫苑
さよなら、紫苑

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【曲募集】紫苑

ーーー今日もここで、遠い君を思う。君に愛と、さよならを。ーーー

前回書いた、「贈り唄」とカップリングのイメージです。作品としては独立しておりますので安心してください(笑) 片方手をつけたら、両方やらないといけないというわけではありません。ご気軽に使っていただけたらなと思います。

贈り唄での「死んでしまった君」目線です。贈り唄とは君と僕の人物が逆になっていると思っていただければ・・・(ややこしくてすみません)

今「僕」がいるところは、所謂天国です。遠い世界(=この世)で生きる「君」を想う詩です。「僕」は、「君」を護るために死んだというような設定です。護るためについた嘘に君は傷ついていないかな。本当にこれでよかったのかな。君はちゃんと生きていけているのかな。というような内容です。紫苑の花言葉は【追憶・君を忘れない・遠い君を想う・さよなら】です。天国の僕から唄う、君への少し手遅れのラブレターですね・・・。

なにかありましたら、ご気軽にメッセージください。

閲覧数:135

投稿日:2017/10/27 22:56:36

文字数:720文字

カテゴリ:歌詞

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