作られし人の生き路の
歯車は巡りて軋み
愚かしき愛しき生の
慈悲無き死の幕は開く

こんな世で出逢う
綺麗な瞳の
光を失うとするなら

日は影を知り
月は寄り添う
黄昏は光を負い
なお

繰り返す時の狭間に
在るものは神のみぞ知る
愚かしき戦の果てに
光を希望を
祈りも嘆きも
裂かれた地は響かん

つくられしひとのいきじの
はぐるまはめぐりてきしみ
おろかしきいとしきせいの
じひなきしのまくはひらく

こんなよでであう
きれいなひとみの
ひかりをうしなうとするなら

ひはかげをしり
つきはよりそう
たそがれはひかりをおい
なお

くりかえすときのはざまに
あるものはかみのみぞしる
おろかしきいくさのはてに
ひかりをきぼうを
いのりもなげきも
さかれたちはひびかん