一度だけでも愛が欲しかった そんな人生なのでした

春風吹く部屋にて 少女はただ 詩を紡いでいます
昨日は暖かかったこととか 夜の星が綺麗なこととか

大切に育てた花でも いつか枯れてしまうのだから

一度だけでも愛が欲しかった そんな歌も紡いでみたんだ
例えば恋とかならどうだっていいんだ ただそれだけで良かったはずなんだ

揺らいでしまうのはきっと 明日を 未来を迎えるのが
目の前が見えない道を進むのが 怖くて仕方がないから

後ろを振り向いてしまうので 固く縛った口と閉じたままの心
疲れ切った世界は今日もまた 懲りずに明日へ向かうのだろう

内気なままの僕はどうしたって 傾いた景色しか見らんなくて
か弱い朝日ですら眩し過ぎて 嫌でも拒んでしまうの
一度だけでも愛が欲しかった そんな詩を誰かに届けたくて
音の無い声を張ってもどうしたって聞こえない ただ空を切った 仕方がないや
あぁ もう明日は無いが愛を望むのだ
ただそれだけで良かったはずだ

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jonquil_lyrics

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投稿日:2020/04/08 13:24:10

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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