すべてが白い山奥 深い森の中
何もかも全部捨てて 今歩き出す

帰り道なんてない 後戻りできない
強い吹雪の中を 徒に進む

冷たさが体を刺す まるで悪魔の様
それでも歩みは止めぬ 再会の為に

あの日突然別れた 沈黙の中の貴女
明るかった笑顔 冷たく炎に包まれた

小さな手の温もりも 柔らかい声も
二度と戻ってこない あの日を境に

抜け殻の様に枯れた 僕に残されたのは
触れ合うことの出来ない 思い出しかない

手を伸ばしても届かない 貴女の幻影(まぼろし)
片道切符を握りしめ 追いかけて行く

二度と戻れない旅 全てをかなぐり捨てて
行く先はない ただ貴女の姿探す

辺りは強い吹雪 目の前は何も見えない
身動きはもう取れぬ ここまで追いかけたが
刺し込む冷たさが 肉体の動きを止める
立つ力を失い 雪原に倒れこむ

白い大地に伏せて 思い出す貴女の顔
遠い記憶さえ 今なら取り戻せる

あの日から途絶えてた 過去となった貴女の記憶
闇を埋めるように 心が満たされゆく

肉体はもう動かない あの時の貴女の様
記憶に満たされ 再開の瞬間が近づく

幻影はもう見えぬ 冷たさも感じない
満たされた僕は 疲れてすぐに目を閉じ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ホワイトアウト

閲覧数:45

投稿日:2011/12/08 22:41:11

文字数:516文字

カテゴリ:歌詞

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