ただ 微かに
まだ 密かに
そう 静かに
その 気配に

まだ 気づかず
ただ 知られず
なお 届かず
でも 忘れず

沈黙に満ちた夜に
錆びついた声探す
傷ついた日々の果て
凍てついた河で独り

この 孤独と
その 願いと
呼ぶ 望みと
絶つ 世界と
待つ 心は
抱く 想いは
知る 答は
吐く 恐れは

くず折れた過ちの
呼び覚ます幻が
とめどなく波を打ち
オーロラをかき乱す

流れ星駆ける
静けさを割いて
輝きの軌跡
焼きついた胸は

いま 目覚めて
影 たどって
声 拾って
空 仰いで

明ける夜差す光
鮮やかに染まる雲
彼方へとかざす手に
ともしびが触れ消える
ほどけない哀しみが
溶けだして流れゆく
河岸にたたずんで
つく息に祈り捧ぐ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

兆しのほとり

閲覧数:39

投稿日:2015/01/06 20:27:56

文字数:325文字

カテゴリ:歌詞

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