A
ひんやり風に目を覚ます
見上げた時計は午後五時半
西日差し込む教室には
キミと二人きり二人ぼっち

A`
「寝顔見てた」そんな風に
笑うキミに少し怒ろうとして
いつの間にか言葉が霧散してて
キミの横顔に見とれていた

B
あぁ、情けないなぁ
私の気も知らぬまま
あぁ、そうだよなあ
私は私の感情-キモチ-を理解した

S
夕焼けに照らされた
キミの横顔、あまりにも
何よりも綺麗で、可愛くて
思わず言葉が零れていた

「――(スキ)」

A
キョトンとするキミの瞳
まるでクリスタルのよう
その瞳に見透かされたよう
気恥ずかしくて目をそらす

B
あぁ、バカだよなぁ
本当は解っているキミのこと
そう、分かっているの
この思いは絶対に届かない――

――叶わないから

C
遠くでキミを呼ぶ声がする
声の先にいるのはキミの大切な彼
「待ってて、すぐ行くね」一声かけ
キミはドアまで行ってくるり顔向け――

「――(ありがと)」

S
夕暮れ薄闇浮かぶ
キミの笑顔に魅せられて
ほろり落ちた一雫
切なくて暖かくて

S
朝焼けに輝いた
キミとの会話、変わらない
溢れそうな思いそっと鍵をかけ
今日もいつも通り声かけよう

S
今日も明日も明後日も
キミの横顔はいつも通りね
綺麗で、可愛くて、
いつも通り言葉が零すんだ

「大好き――!」ってね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Sunset crystal

お題箱より

「涙のアトには」「秋空の下で」「未来永劫恋調べ(7月お題)」を使って書かせていただきました。

ある女の子に恋をしてしまった女の子のお話。
本作も、自分の短編小説群「夕暮れに照らされて」に入ります。

閲覧数:514

投稿日:2018/09/02 02:19:57

文字数:573文字

カテゴリ:歌詞

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