彼誰時(かわたれどき)も
待ちきれないで
選んだのは履き慣れた靴

昨日読んでた
本の続きに
少し後ろ髪引かれてた

扉を開け放ったまま
此処を飛び出してく
背中はなんて力強く
同時に脆く見えた

少年はただ切ないほど真っ直ぐに進んでいくから
その瞳(め)にはあの地平線の輝きを映してた

夜空の星に
手が届かない
そんなことも忘れるくらい

白紙の上に
どんな絵でさえ
描けると信じて疑わず

気づいていた初めから
恐れを知らぬ顔で
握り締めた手はいつだってそう
不安に震えたこと

少年の胸に息づく想いそれは星よりも熱く
あの天(そら)に届かなくとも僕には届いていた

「理不尽」に打ちのめされていくたびに
眼差しが冷めてくのを見ることが悲しい

少年はただ切ないほど真っ直ぐに進んでいくから
その瞳(め)にはあの地平線の輝きを映してた
少年の真っ白な姿に在りし日の僕が重なり合う
この瞳(め)にもあの地平線の輝きが映ってた
少年は還らない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

少年

閲覧数:121

投稿日:2018/04/15 22:14:48

文字数:422文字

カテゴリ:歌詞

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