宝石の目に
月光が輝く
暗い夜の物語(ノベル)は
静かに繙く

風薫る常春の庭
絶え間なき鳥のさえずり
冷月 窓を灯す時
目に映る 去りし日

白亜の宮
管と弦 厳かに
智と美が連なり咲く
我は高貴なる葩
 
目に宿るは至高の愛
身も心も凍るほどに
何故 我を遠ざける
(背景和声:憎き魔女 地獄に去れ)
暗闇に 葬る
(和声:去れ 去れ 去れ 去れ)

厳かなる母、慈しみ深き我が目より
汝らに愛と知恵を授けたまう
我が真意 誠なれど なにゆえ届きはせぬ
なにゆえや我を見しもの 石に化す
ああ、愛はかくも博大にして強き物かな
人を生かし 人を滅ぼす
なれば我 愛に我が身を捧げん
妖かしものに成り果て地獄に貶(おと)さるれど
愛を貫かん

水の目はシの水晶に
絹の髪は無数の蛇に
華のかんばせは枯れてく
変わらぬものは愛

さあ 恐れよ人よ
石に化せ 愛の元へ
さあ 徒然な物語(じんせい)に
愛という 終わりを
変わらぬ それは愛

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

メドゥーサ

今まで作った歌詞の中に、最も好きなものです。
友人のオリジナルCDのために作った歌詞です。
曲は、なんというか、荘厳でクラシックな要素が大好きで、それで力入れて作りました。

メドゥーサも、意外に慈しみ深きところがありますよ・

閲覧数:67

投稿日:2014/09/10 00:55:26

文字数:418文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました