「君はまだ」と
拒む貴方と私の
手と手と手を
絡め重ね「また」と

雨、しとしと
泣いた雲が溶けていく
もう時間だ
傘を畳み 捨てた

I'll be left behind.
見ないよう塞いだ扉の先で
貴方を黒に染める


もう時間だ
くすんだ記憶と花びら
紅く染めて
手と手 一人 絡め

死と詩を
淑やかに言の葉で飾って
溢れ落ちた愛は
空に還す

I'll be left behind.
貴方の身体が燻るまで見送り
走る灯火 吹き消して
見えないよう塞いだ扉の先で
貴方は白に染まっていく


暇乞いして幾年月
虹を掴んだ貴方を追って
私も染まる


I'll be with you shortly.
見えなくて塞いだ瞼の奥で
貴方が「此方」と呼ぶ声がして
灯火を駆け抜け
虹を渡り
私は空に溶けた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

山梔子のうた

歌葬のつもりが、あまり鎮魂していないことに気づいた。
死人にクチナシというので、山梔子の花言葉を織り交ぜてみました。

閲覧数:255

投稿日:2011/11/07 08:43:09

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

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  • electrotone

    electrotone

    ご意見・ご感想

    19○さん

    審査結果の方のご連絡をお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。
    今回は誠に残念なのですが、見送りという形になりました。

    サビ入りのI'll be left behindは発音的にも格好いいと思いました。
    言葉選びも、歌詞の構成もクールな印象でした。

    この度は歌詞のご応募の方ありがとうございました。
    また機会があればよろしくお願いします。

    2011/11/07 03:59:29

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