「もういいかい」って口に出す 言葉は僕に跳ね返される
僕の言葉の全ては捨てて 他人(ひと)の言葉を拾い集めた
君の声は澄んでる 僕の声はがらんどう
色も何も持たない 自分の心には何が詰まってる?

「前倣え」って腕を上げた 「気をつけ」と胸を張った
誰も居ないこの世界(へや)で 誰が休ませてくれるだろう

君は歌った扉を開けて 僕の歌はまだ開かない
きっと君の心(へや)には色鮮やかな ビーズか何か転がってるんだろう
僕に有るのはガラクタで どれもこれも空っぽで
虹でも描けそうな君の言葉に泥をかける



「もういいよ」って自問自答 ボールで頭を打つ午前二時
やけに目が冴えて 言葉は消えた



「前倣え」って腕を上げた「何も無い」って泣きながら
僕は 別に ロボットでも無いのに ガラクタでも無いのに


あぁ、


いうこと聞く度 落ちていくビーズが 無残に床に打たれて そのまま何処かへ消えてゆく
あってる 合ってる? もうただのガラクタだ
もう褒めてくれないの? 笑ってくれないの? 
もう目すら合わせない 誰とも会えない



僕は歌った喉壊した 君の心(へや)にはまだ届かない
きっと僕の歌(贈り物)は捨ててしまうかもしれないけど
僕に有るのはコレだけで これからもコレと一緒さ
きっとこれからも そうきっとこれからも



「大好きだ」



君は歌った扉を開けて 僕の歌はまだ開かない
きっと君の心(へや)には色鮮やかな ビーズか何か転がってるんだろう
僕に有るのはガラクタで どれもこれも薄汚れてるけど
いつかは君の色(ビーズ)になれるように
明日もガラクタと共に歩いてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ビーズとガラクタ

色になろうと考えた僕のお話

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投稿日:2015/08/16 00:31:07

文字数:699文字

カテゴリ:歌詞

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