何も中身がないから諦められるくらい
頭の中がカンタンな構造だったらきっと
笑って白旗振って誰かに躾けられてたね
調教師は呆れてさじを投げまくってた

鎖があるから心配無用だなんて楽観視
それを武器にされた日にはエマージェンシー
蜷局を巻く厳かな魑魅魍魎たちがほら
コネコみたいに足下にじゃれついてるよ

見透かされてんのまだ知らないの?
王冠には小さな文字でレプリカってね
声高に叫ぶ忠誠の誓いは地に落ちた
揺らめく失笑の業火がお待ちしてます


何も満たされないの分からないくらい
心の穴が塞ぎきれないスカスカならきっと
涙もすり抜けて蒸発して雲作り大雨降らす
予報士は慌てて記事を書き殴ってた

名札があるから心配無用だなんてまやかし
それを振りかざされた日にはスパイシー
手もみで待つ偽りの有象無象たちがほら
ヒヨコみたいに足下に蠢いてるよ

指さされてんのまだ知らないの?
指輪には小さな文字でコピー品ってね
差し出した手にキスをするフリで噛み付いて
きらめく緑色の涎がお待ちしてます


地図は場所を記すだけで目的地なんか知らない
ナビは行き先を示すけど障害物なんて知らない
星の見えない夜に北極星を探して迷ったり
雲で見えない山に山小屋を探して迷ったり


宝物を隠した場所を忘れたのか
それとも隠したことを忘れたのかさえ
今となってはもぬけの殻で笑ってる
最初からそこには何も無かったって

そうだよ頭の中と同じじゃないか
宝物なんて最初からなかっただけ


詰め込む中身を見つけるために冒険だ
ねぇねぇ王様手始めにその王冠下さい
中古品でも宿代くらいにはなるかもね
じゃなかったらお城に泊めてよねぇ王様

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

王様のたカラばこ

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投稿日:2022/02/07 20:04:20

文字数:709文字

カテゴリ:歌詞

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