A
今どこにいますか?
もしも聞こえているのなら
随分と掠れてしまうけど
紡ごう君の詩を

拗れた内情に
苦しむ僕を微笑う(わらう)なら
後ろから情けない弱さを
そっと包んでよ

B
綺麗な景色 だんだんと剥離して
爪先に降り積もる
ヒトカケラ掬って口付けた

S
「君なんていなかったなら」なんて
今日まで何度考えたかな
ねぇ、「君なんていなかったなら」それは
僕もいない いない
君なしじゃ僕は生きていけない

A
今そこにいますか?
もっと頂戴よ
記憶なんて曖昧なモノしか
もう僕にはない

B
時間(とき)が流れて だいぶ脆くなったな
砕けたその光晶(こうしょう)を
ヒトツブ拾って呑みこんだ

S
「僕なんていなかったなら」なんて
今日まで何度考えたかな
でも「僕なんていなかったなら」それは
君もいない いない
だって君は僕のなかに生る(いる)

S
「君なんていなかったなら」なんて
今日まで何度恨んだのかな
でも「君なんていなかったなら」それじゃ
あまりに理不尽だ
だって君は君を生きただけ

「僕なんていなかったなら」なんて
今日まで散々恨んだけど
でも「僕なんていなかったなら」それじゃ
あまりに不都合だ
生きることを続けなくちゃ

「僕らは生きていたんだ」ってこと
その軌跡がここにあることを
今「僕らがここにいなくても」きっと
僕は生きて 生きて
ちゃんと覚えておくからね
だから大丈夫 「おやすみ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

◇【曲募集】贈り唄

ーー君なんていなかったら苦しまないのに、君がいなかったら僕もいない。いっそ僕なんていなければ苦しみはない、僕がいなかったら君を知る人はいなくなるーーー

死んでしまった「君」に送る歌です。

君の死が苦しくて、悲しくて、いっそ君なんていなければいいのにねって少し(大分)やけになっている主人公。でも、君がいなかったなら、今の「僕」はいないだろう。大きな影響を「僕」に与えた「君」のいない世界に「僕」はいないも同然なのです。

ならば、「僕」がいなくなればこんな苦しみや悲しみは無くなるのではないだろうか。「僕」は考えます。でも、「僕」がいなかったのなら、もういない「君」を知る人はいなくなってしまうかもしれない。「僕」がいなくなることで「君」も消えてしまうことを恐れた主人公は、生きて「君」を覚えておくという形で、「僕と君」がいる世界を見つけたのです。

まとまっていなくてすみません・・・。

曲・イラストを募集しています。何かありましたら、ご気軽にメッセージください。

2017.10.19追記:歌詞を一部変更しました。
2017.10.27追記:あやか様が曲とイラストを制作してくださることになりました!ありがとうございます!

2017.11.5追記:あやか様の楽曲が完成しました!http://piapro.jp/t/ObUB 是非、お聴きください(^^)

閲覧数:270

投稿日:2017/10/19 14:39:59

文字数:612文字

カテゴリ:歌詞

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