薫風に向かい 曙光を受けて下る
江 新緑を弾いてひらめく 碧き湖に似たり

遠景は清明にして 皆緑陰を慕う
凱歌 遠雷 轟いて地を揺るがすが如し

斜陽の幕内にて 桂花の露台を想う
驟雨 花を落として去る その後に一陣の風

地には煙もなく 空には円かなる月
水面に白き影を映して 天地を繋ぐ橋をなす

野笛に故郷を思えば 涙流れること限りなし

里には桃香満ちて 山河は春に霞む
文一字無く ついに帰るあたわず

暗く深き藍よ 万里を満たせ
天にかかる橋の上より
花散らす雨となりて我が哀を届けよ
枝揺らす風となりて我が愛を届けよ

初夏 一歌を捧ぐ
佳人 声を喪して涙す

ライセンス

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月光

朝日を浴びながら、春風を受けて南に旅をする。
大きな川は新緑を映して輝き、まるで湖のようだ。

強い日差しの為に遠くまではっきりと見渡せる。
人々は暑さを凌ぐため、木陰に集まってくる。
凱旋の歌と遠くで鳴る雷とが相まって、地を揺るがすような響きを生み出している。

軍の幕内に夕日が差し込んできた。
そういえば今日は中秋の名月だったな、
故郷の家族は、今年も金木犀が白く輝く露台から月を眺めるのだろうか。

戦乱で大地は荒れ果て、立ち上る煙もない。
ただ空に満月が輝いていて、その光が大河の水面に映って、まるで天と地との間に橋が架かっているようだ。

どこからか聞こえてくる笛の音が故郷を懐かしく思わせ、涙が止まらない。

人里には桃の香りが満ちて、景色は春霞に霞んでいる。
故郷からの手紙は届かず、とうとう帰ることも出来なくなった。

深い藍色の夜よ、今すぐ訪れておくれ。
そして月の光で天に橋を架けて、わたしを天に連れて行っておくれ。
わたしは橋の上から愛しい人に、雨となって悲しみを伝えるから。
わたしは橋の上から愛しい人に、風となってこの愛を伝えるから。

初夏のある日、彼の想いをついだこの歌を捧げた。
彼の恋人だという美しい人は、声を失って静かに泣いた。


…文法がいろいろ間違っていると思います…
もう少し歌いやすい言葉に出来たらいいな、と考えていますので、
いろいろとご指導いただけたら嬉しいです。

閲覧数:343

投稿日:2008/02/01 13:36:15

文字数:287文字

カテゴリ:歌詞

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  • てきとう怪獣

    てきとう怪獣

    ご意見・ご感想

    対訳を読むまで、正直ストーリーが分かりませんでしたが、こういう内容だったのですか・・・。これはスゴい。
    文法に自信がなくても、時間をかけて磨いていけばいいと思います。

    2008/02/04 03:25:52

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