カゲボウシ


A
微かな白 肌色に溶け
乾く街に 悲鳴が啼いた
世界中が 闇に覆われ
息が止まる そんな気がした

A
空に浮かぶ 青い日の輪が
少しだけの 光を照らす
それを受けて 照らされる世界
そこに出来る 僕たちの影

B
僕らの太陽が消えた

S
雪降り積もる街の中を
僕らの影が追いかけてく
生き抜くか?死に逝くか?
瀬戸際の境界線を

彷徨いながら走る僕と
戸惑いながら逃げる君を
影に舞う鬼たちが
黒い明日に追い込んでくる

A
息まで白く染まる中
人は血の色に染まった
消えては増える残骸を
僕と君の影が踏みつけ

A
二人きりの影は微笑む
この状況を楽しむ様に
まるで「踏みつけられるべきは
お前ら人だ」と叫ぶように

B
僕らの太陽はどこへ?

S
雪降り積もる街の中を
僕らは必死で逃げていく
息抜きも できぬ様な
ぎりぎりの境界線を

息荒れながら走る僕ら
息絶えながら消える人ら
影に舞う鬼たちが
暗い未来へ連れ去っていく

C
君は僕の腕を引っ張り
涙流しこう言うんだ
「こんな事はさっさと止めて
二人だけの世界に行こう」

だけど僕の口はこう言う
「二人一緒に死んだって
離れ離れになる だから
二人きり最後まで生きよう」

S
雪降り積もる街の中を
僕らは必死で戦うよ
生きてやる!生きてやる!
生と死の境界線を

我武者羅になり走る僕と
「あった!」と叫び走る君の
目の前に 一筋の
希望指し示す光道

S
雪溶けだした街の中で
闇の余興に幕が下りる
生きている…生きている!
今生の境界線を

息が上がって座る僕と
隣に座る君のそばで
太陽が 作り出す
黒い影は動かなかった

B(D)
彼らの太陽が消えた



Aなどは、メロ分けです。

最後は違うメロディ、またはBと同じメロを考えています。
作曲してあげようではないか!という心優しき人がいたら、
メッセージをください。それはもう喜んで受け付けます。


「影に追われる少年少女の御話」

詳しい内容については質問等頂ければ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

カゲボウシ(作曲、絵募集)

「影に追われる少年少女の御話」

閲覧数:137

投稿日:2013/02/28 01:51:14

文字数:861文字

カテゴリ:歌詞

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