片付けを忘れて乾いた絵の具を
緩く溶いた白で解いた

夜明けはもうすぐそこに

ちょっと憂鬱な昨日の思い出に
上書きをする

机に広げたままの海辺の街の地図は
春が来たことも知らず時を閉じ込めてた

なんとなく

部屋の小さな窓を開けて
息を深く吸い込む
少し冷たい風が心地良くて

きっとこんな日常が今も溢れてる


無造作に結んでた髪を纏めて
お気に入りの靴を選んだ

薄い空が陽を溢す

眠たい目を眼鏡で隠して
誤魔化してみる

壁に貼り付けた写真と、積み上げられた絵本と、
そんな優しい世界もとても愛おしいけど

たいせつに

手帳のページひとつ捲って
春を描き足したいの
私だけの色を作り出して

さぁいつもの鞄持って街へ出掛けよう


◇◆◇◆◇ かな ◆◇◆◇◆

かたづけをわす れてか(わい) たえのぐを
(ゆる)く(とい)たしろで ほどいた

よあけはもう すぐそこに

(ちょっ)とゆ(うう) つなき(のう) のお(もい)でに
うわがきをする

つくえにひろげたままの うみべのまちのちずは
はるがきたこともしらず ときをとじ こめてた

なんとなく

へやのちいさな まどをあけて
いきをふかくすいこむ
すこし つめたいかぜがこ(こち)よくて

きっとこんなにちじょうが いまも あふれてる


むぞうさにむ(すん) でたかみ をまとめて
(おき)(にい)りのくつを えらんだ

うすいそらが ひをこぼす

ねむたい めをめ(がね) でかくして
ごまかしてみる

かべにはりつけたしゃ(しん)と つみあげられたえ(ほん)と
そんなやさしいせかいも とてもい(とお) しいけど

たいせつに

てちょうのページ ひとつめ(くっ)て
はるをかきたしたいの
わたし だけのいろをつくりだして

さあいつものかばん(もっ)て まちへ でかけよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【♬】Petit Printemps

春を描き足したいの。

********************
採用していただきました(*'▽')✩⡱

no_20さん
https://piapro.jp/t/anhM

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■( )は一音で数えているところです。
あくまでも作詞をしたときのイメージです。

歌詞の改変等はご相談ください。

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投稿日:2024/04/14 09:56:44

文字数:780文字

カテゴリ:歌詞

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