ぼくら出会って　知り合って
どれくらいの月日　経っただろう
きみの思い出も　好き嫌いも
聞き飽きたように　もう話せるよ

話しかける声が　くしゃくしゃの感情が
日常のくせに　ひどく輝いて　
はじめてかけた声は　もー、ぎこちなくてさ
それでもぼくら　繋げたんだ

この声が　ぼくと、きみとその先を
伝播して繋ぎ始めた　こえのシナプス

いつか大人に　なるだなんて
今では　信じられそうにもない
見える景色も　ぼくたちも
少しずつ　変わっているのかな

大人びた声で　がむしゃらな選択で
気がついたら　もう遠くに居てさ
どこにいるだなんて　もう分からないしさ
少しだけ　声をきかせてよ

この声が　きみと、ぼくとそれまでを
伝播して表現した　声のシナプス

この声が届きますか　あなたの元へ届いてますか
暗闇に飛び込んだ　ぼくらの声が震えても
聞きなれたこの声が
もー　ほんとほんと、ぎこちなくても
この声で

この声で　ぼくと、きみとこの今を
伝播して、ぼくらが繋ぐ　声のシナプス

この声が　ぼくと、きみとその先を
伝播して、ひとつになった　声のシナプス

この声が　ぼくと、きみとその先を
伝播して、描き始めた　声のシナプス