思い出だけをかき集めてはこぼしていく
泣きそうな空の色はあの日の煙
言えなかった言葉はそのままに
しわの寄る掌に落ちていく

消えた夢は今も付きまとい続ける
あざ笑うように走り去る面影は
立ち止まり続けてる老いた身に
花びらを無慈悲にも振りかける

出せなかった手紙を読み返すでもなく
焚き上げて届けるつもりさえもなくて
回り続ける部屋の中
巡り続ける日々と月と

ひとつまたひとつ 消えゆく欠片
何一つ残さぬその日まで

漂うだけの魂など捨ててしまおう
泳ぎ続ける瞳は生けるなにやら
日がまだ差さない表へと
暗い色の扉を閉じて出る

雲 雲 流れよ 風に逆らえずとも
川 川 進めよ 夜に落ちようとも
回り続ける夜と昼
抗い始める足跡と

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【MEIKO】灰色の。

 6年ぶりの新曲は珍しく自作の歌詞で投稿です。本当は世界観を構成するのが下手でいつも人様の詞をお借りしてますが何とか自力で復活してみました。でもまあ老後に入り始めた身の上なんで方向性がどうも・・・

閲覧数:366

投稿日:2020/08/23 16:54:38

文字数:319文字

カテゴリ:歌詞

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