【競争学園入学式　～出遅れた春の季節～】

Ｃ

Spring sunlight
輝いていた　友達になりたいと
後ろ姿を見送って心の中で
強い意志が宿り出して

Ａ

緊張した入学式
花曇りオリエンテーション自由参加
陽気なイベント始まり
人の波に呑まれ呑まれ出遅れスタート

Ｂ

地図眺めて焦る気持ち空を見る
これは競争　みんな駆け出してる
勢いで既に負けている

Ｓ

亀みたいだけど深呼吸落ち着かせ
風が吹く何処に行こうか
のどかなイメージ歩き出そう
楽しまないと意味がない

Ａ

ぶつかる角　衝突して
ふらついて尻餅慌ててごめんなさい
見上げた雰囲気　菜の花
泣いてしまいそうな顔でこちらを見ている

Ｂ

手を出されて理解できず首かしげ
両手出されて　そこで笑み浮かべて
春光の先で掴め手を

Ｓ

握られて立てばお互いに顔合わせ
これが始まりと気付かず
短い会話で離れ離れ
嬉しさ名残惜しいまま

Ｄ

終了放送　瞬いた時間
東風に気付けば明日からもワクワク
Spring is here
門の近くに猫柳　下校するぞと歩き出す

Ｓ

春疾風触れて声聞こえ振り向いた
驚いてすぐに転進
再会果たして夢の続き
鈴蘭見つけ微笑んだ

Ｓ

今回の通知　見せ合えば爛漫に
思い出を語る若草
不思議と弾んだ春の季節
名前を聞いてくれたんだ


＜ひらがな仕様＞


【きょうそう　がくえん　にゅうがく　しき　～でおくれた　はるの　きせつ～】

Ｃ

すぷ　りんぐ　さん　らいと
かが　やいて　いた　　とも　だちに　なり　たいと
うしろ　すがた　を　みお　くって　　こころ　の　なかで
つよい　いしが　　やどり　だして

Ａ

きんちょう　した　にゅう　がく　しき
はな　ぐも　り　おりえん　てー　しょん　じゆう　さんか
ようきな　いべんと　はじまり
ひとの　なみに　のまれ　のまれ　でおくれ　すたーと

Ｂ

ちず　ながめて　あせる　きもち　そら　を　みる
これは　きょうそう　　みんな　かけ　だし　てる
いきおい　で　すでに　まけて　いる

Ｓ

かめ　みたい　だけど　　しん　こきゅう　おち　つかせ
かぜが　ふく　どこに　いこうか
のどかな　いめーじ　あるき　だそう
たのしま　ないと　いみが　ない

Ａ

ぶつかる　かど　しょう　とつ　して
ふら　つい　て　しりもち　あわ　てて　ごめん　なさい
みあげた　ふんいき　なのはな
ないて　しまい　そうな　かおで　こちらを　みている

Ｂ

てを　だされて　りかい　できず　くび　か　しげ
りょうて　だされて　　そこで　えみ　うか　べて
しゅんこう　の　さきで　つかめ　てを

Ｓ

にぎ　られて　たてば　　おた　がいに　かお　あわせ
これが　はじ　まりと　きづかず
みじかい　かいわで　はなれ　ばなれ
うれしさ　なごり　おしい　まま

Ｄ

しゅうりょう　ほうそう　　またた　いた　じかん
こちに　きづけばあした　からも　わくわく
すぷ　りんぐ　いず　ひぃ　あー
もんの　ちかくに　ねこ　やなぎ　　げこう　するぞ　と　　あるき　だす

Ｓ

はる　はやて　ふれて　　こえ　きこえ　ふり　むいた
おどろ　いて　すぐに　てんしん
さいかい　はたして　ゆめの　つづき
すずらん　みつけ　ほほえ　んだ

Ｓ

こん　かいの　つうち　　みせ　あえば　らん　まんに
おもい　でを　かたる　わかくさ
ふしぎと　はずんだ　はるの　きせつ
なまえを　きいて　くれた　んだ