雨に秘密

A

雨が降るほど 乾いていく心を
空のバスタブ 呟いた言葉
残響と

さして僕らは 傷ついちゃいないと
軋むレコード 項垂れた言葉
反証を

B

水を注してよ
僕の如雨露は空っぽだから
言わなくていいよ
「もう遅かった、」なんて

S

笑った君が、
「君が 好きでいてくれたからよかった」
さえ 言わせないくらい
突き通していた 嘘を

「幸せだった」
君が 隠そうとしていた
涙へと 詰まる胸裂いて
叫ぼうとした 嘘に
嘘はなかった

A

悲しくなれば なるほど 浮くエニグマ
遠く パスコード 揺れていた言葉
何度も

長雨の下 二人傘を付き合い
作った秘密 まだ隠したまま

暗号を

C

取り上げて 夜の淵に投げたら
君も 一緒に 落ちていってくれるかな
僕よりも 大事なものがあるから
君は いま 乾ききった花瓶

それなら 二人だけに わかる言葉で
お別れを 「さよなら」を ああ
それが 二人一緒にいたことへの
唯一の証であればいい

S

笑った君が、
「君が 好きでいてくれたからよかった」
さえ 言わせないくらい
突き通していた 嘘を

「幸せだった」
君が 隠そうとしていた
涙へと 詰まる胸裂いて
叫ぼうとした 嘘に
嘘はなかった

嘘ならよかった 幸せなまことを


あめがふるほど
かわいてくこころを
からのばすたぶ
うなだれたことば ざんきょうと

さしてぼくらは
きずついちゃいないと
きしむれこーど
うなだれたことば はんしょうを

みずをさしてよ
ぼくのじょうろわ からっぽ だから
いわなくていいよ
もうおそかった なんて

わらったきみが きみが
すきでいてくれたから
よかった さえ いわせないくらい
つきとおしてた うそを

しあわせだった きみが
かくそうとしていた
なみだへと つまるむねさいて
さけぼうとした うそに
うそは なかった

かなしくなれば
なるほど うくえにぐま
とおくぱすこーど
ゆれていた ことば なんども

ながあめのした
ふたりかさをつきあい
つくったひみつ
まだかくしたまま あんごうを

とりあげて
よるのふちになげたら
きみも いっしょに おちてくれるかな
ぼくよりも
だいじなものがあるから
きまはいま しあわせじゃない

それなら ふたりだけに わかることばで
おわかれを
さよならを
それが ふたりいっしょにいたことへの
ゆいいつの
あかしであればいい

わらったきみが きみが
すきでいてくれたから
よかった さえ いわせないくらい
つきとおしてた うそを

しあわせだった きみが
かくそうとしていた
なみだへと つまるむねさいて
さけぼうとした うそに
うそは なかった

うそならよかった
しあわせな まことを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【作曲者募集】雨に秘密

閲覧数:213

投稿日:2019/09/24 20:02:06

文字数:1,162文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました