足取りも軽く 踏み出した空には
手を伸ばしたら 届きそうな
白く光る 入道雲

自転車で 坂道くだる風
髪のあいだ 吹き抜けた

なつのにおい

スニーカーを ぬぎすてて
ラムネの水たまりを 追い越して
青に透かした ビー玉を
「キレイだね」 なんて となりのキミと


裸足で走る 太陽の下で
熱くなったアスファルト上
二つの黒い かげぼうし

ホースから溢れる水が まぶしくて
触ると消えた

ちいさな虹

ほどけた靴ひも 踏みつけて
ヒザに出来たかさぶたに 触れる
見あげた空の 紙ヒコーキ
両手のさんかくで つかまえた


夜の闇に 声が響く
耳をすまして 目をとじる
いつか はなればなれになっても
この夏を忘れない

スニーカーを ぬぎすてて
ラムネの水たまりを 追い越して
透明にきらめくビー玉に
映してのぞいた キミの笑顔

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ラムネのにおい

なつのうた

閲覧数:156

投稿日:2010/04/13 11:52:27

文字数:371文字

カテゴリ:歌詞

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