君のいなくなった部屋 カーテンの隙間から灰の雲
だだっ広い街から 幸せの音ひとつ抜けた

君がいなくなった部屋 聞こえる音が君の声のようで
だだっ広いテリトリー 持て余してギターを持つんだ
狭いくらいがちょうどいい おしくら饅頭だと落ち着くんだ
日々の喧騒の中で 僕の日常を作ってったんだ
穴の縫い目から覗く 真っ暗闇の奥深く
吸い込まれそうになるから また上から布をあてがって縫った

君がいなくなった部屋 薄暗いフローリングの影が
他人事の時報の音 跳ね返して僕にぶつけるんだ
いつからか疲れてしまった あれもこれもがほしいの精神を
ふと思い出したかのように またハイハイ歩きでおっぱじめて
ほつれた袋の穴 出たい出たいともがくそいつを
足の裏側で押しやって お前もつらいよなと笑って見せた

君がいなくなった部屋 一人ぼっちで啜る味噌汁と
時計の針が進む音 縫った穴がまたほつれる音
車のクラクションがどこか この街の端っこのほうで
元気に鳴っていやがるなあ あれなんだか味噌汁がしょっぱいな
穴の縫い目から覗く どろどろに熔けた君の顔が
僕を恨めしそうに見て そんな風に感じて仕方がないんだ
穴の縫い目の奥のほう 黒く沈んだなにもないような
そんなところにぎゅっと閉じ込めて ごめんねという声が出せないんだ
目が覚めてもまたあの日が 僕の前にやってくるんだ

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帰寂

ども。斎条です。
パソコンの調子がめりくそ悪いです。

今回の曲は憂鬱な感じで。
まあタイトルのとおり、重い内容です。眠いので詳解略。仕事します。

閲覧数:137

投稿日:2015/02/12 22:24:10

文字数:582文字

カテゴリ:歌詞

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