君の心の海の中を潜っているようだ
その一番深くにいる君とても寂しそうだ

三角坐り顔をうずめている
声を殺して涙流してそれでも海は
ただの塩水だ

何も見えない暗さだけが君を包むようだ
拭い切れない不安の中心崩れそうだ

何もできない心が腫れていく
そばにいさせて同じ時間を共有させて
叶わぬ願いだ

あぁこの海を上がり丘の上に立って
きっとそこからはすべて望めるんだろうな
あぁ孤独だけ募る海の底泳いで
いつか辿り着くのかな暖かい場所へ

辺り一面黒い世界色が灯るようだ
鈍く光るチョウチンアンコウ迎えに来たようだ

二人で共にこの海を上がろう
苦しいことも冷たいことも存在しない
暖かな世界

あぁ「この海を上がることはできないんだ」
あぁ希望すら抱くことも許されない
もう行かなくちゃ告げる「ありがとうごめんね」
チョウチンアンコウと共に君は消えて行った

あぁ一人きり沈む絶望の底へ
そうか本当に寂しいのは僕の方だ
あぁ僕は今チョウチンアンコウになって
きっと来るはずの寂しい亡骸(ともだち)を待つんだ

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  • 非営利目的に限ります

チョウチンアンコウになって 歌詞

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投稿日:2013/12/10 01:53:08

文字数:455文字

カテゴリ:歌詞

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