乾いた風が 頬を掠めて行く
瞼に浮かぶ感情、
吐息に乗せて逃がす

目を上げれば、耳を劈(つんざ)く
雄叫びに埋もれた 果てしない荒野
いざ、参らん

景色を置いて行くように
駆け抜ける
振り返る理由は無い
此処で、全てを終わらせる


空(くう)を切り裂く銀刃(ぎんやいば)
一合、二合と 打ち合って
赤い滴(しずく)の中、蘇る
守れぬ約束の声

皮膚を切り裂く銀刃
倒れ行く者の瞳の声
憎しみならば、この身に。
未来は、笑うものだ



優しい風が頬を撫でて行く
瞼に落ちる歓笑(かんしょう)
吐息に、笑みが混じる

目を開ければ、嬉しそうに笑う君
澄んだ青い空に花が舞い落ち、
…あぁ、よく似合う

触れた手から伝わる
温もりと、やすらぎ
過ぎた日々が帰るはずも無い
ならば、守るまで


空を切り裂く銀刃
血に染まる両の手、握り締めて
己の限りに 叫ぶ
此処を 通しはしない

二度と戻れぬ道と知れば、
恐れるものなど 何も無い
押し迫る数多(あまた)の者たちよ
覚悟はいいか



空(くう)を切り裂く銀刃(ぎんやいば)
一合、二合と 打ち合って
赤い滴の中、思うは
守れぬ約束の声

二度と戻れぬ道と知りて、
無邪気に笑う 君が為
叶わぬ 誓いを立て
決して、振り返りはしない

皮膚を切り裂く銀刃
同じ傷を負わせ合って
沈み行くは闇の先
君の、泣く声がした



無音 落ちる荒野
空には満天星
破った約束の代わりに、
あの星の一つとなろう

だから、君よ。
生きていてくれ

共に在(あ)るから






【ひらがな】

かわいたかぜが ほほを かすめてゆく
まぶたに うかぶ かんじょう、
といきに のせて にがす

めを あげれば、みみを つんざく
おたけびに うもれた はてしないこうや
いざ、まいらん

けしきを おいていくように
かけぬける
ふりかえる りゆうはない
ここで、すべてを おわらせる


くうを きりさく ぎんやいば
いちごう、にごうと うちあって
あかいしずくのなか、よみがえる
まもれぬ やくそくの こえ

ひふを きりさく ぎんやいば
たおれゆくものの ひとみの こえ
にくしみならば、このみに。
みらいは、わらうものだ



やさしいかぜが ほほを なでてゆく
まぶたに おちる かんしょう
といきに、えみが まじる

めをあければ、うれしそうに わらうきみ
すんだ あおいそらに はなが まいおち、
…あぁ、よくにあう

ふれた てから つたわる
ぬくもりと、やすらぎ
すぎたひびが かえるはずも ない
ならば、まもるまで


くうを きりさく ぎんやいば
ちにそまる りょうのて、にぎりしめて
おのれのかぎりに さけぶ
ここを とおしはしない

にどと もどれぬみちと しれば、
おそれるものなど なにもない
おしせまる あまたのもの たちよ
かくごは いいか



くうを きりさく ぎんやいば
いちごう、にごうと うちあって
あかいしずくの なか、おもうは
まもれぬ やくそくの こえ

にどと もどれぬみち としりて、
むじゃきにわらう きみがため
かなわぬ ちかいを たて
けっして、ふりかえりはしない

ひふを きりさく ぎんやいば
おなじ きずを おわせあって
しずみゆくは やみのさき
きみの、なく こえがした



むおん おちるこうや
そらには まんてんぼし
やぶった やくそくの かわりに、
あのほしの ひとつとなろう

だから、きみよ。
いきていてくれ

ともに あるから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

燦(さん)【曲募集】

お久しぶりにございます٩( 'ω' )و
…なんというか、なにゆえか創作活動熱が死に絶えてしまいまして。。
いま、心にキノコ生えそうデス。。(~_~;)うぬー。。

…まぁきっとそのうち なんとかなるようん大丈夫大丈夫(

さて、今回はとても久しぶりの詞をあげさせていただきます。
作ったのはもう随分前で、結構な自信作なので出し惜しみしてたものになります。笑

でもこのまま大事に持ってても陽の目を見ることはないんだろうな…と思いましたので、ならばせめて誰かに見てもらおうと思い、思い切って公開させていただきました。

平成ももうすぐ終わりますしね!
わたしもうすぐ お誕生日ですしね!
全く関係ありませんね!

…はい、そんな感じで(

曲は、…実は自分の中にメロディはあるんですけど、もうどうしたって曲に起こせないので(楽譜に起こすとか本当に無理でしたし アカペラ録音とかいやもうほんと勘弁してくださいですし 手探りで音探そうにも果てしなさすぎて気が狂いそうになりましたし。。作曲してる方真面目にどうなってるんですかすごいです天才。。)、作曲家さんの感性に委ねたいと思います。(ハードル…(ー ー;))

できれば張り詰めた緊張感とか、刃の冷たさとか、戦場の喧騒(ちょっと使い方違うかもしれませんが)と、
回顧の場面での 花のやわらかさや空の青、木漏れ日に手のぬくもりなど、メリハリつけていただけるとなんか良さげになりそうな気がしてます。

…ふんわりしてるわりに注文多いですね(笑)
とっておきのお気に入りなもので…窮屈ですみません(´・ω・`)

兎にも角にも、…そうですね、
守るべきものを守ると定めた男の生き様を感じていただけたらと思います。

(なんかかっこいいこと言った!笑)

それでは、毎度毎度長々とお付き合いいただきましてありがとうございましたっ
どうぞよろしくお願い致しますっヽ(´▽`)/

閲覧数:212

投稿日:2019/03/26 00:09:46

文字数:1,475文字

カテゴリ:歌詞

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