焦燥感 怒り 嘆き すべて不正解


正解はどこを探しても 見つからず
掴もうと伸ばした手には何もなくて
足元にはひとつのビー玉が転がっていた

そのビー玉は何を意味するのか
僕は理解できない
孤独なのか 絶望なのか 不安なのか 悲しみか
それともひとつの答えなのか



ただながめているとビー玉は
落ちてきた針が刺さって割れた
バラバラになったガラスが床に広がっている
それは誰かの心のようで

さっきまで丸く輝いていたビー玉は
ただのガラスの破片と成り果てる

全部集めてくっつけてみる
足りない
破片が足りない
さっきまでガラスがあったはずの場所には
何もなく、歪なガラス玉を作り上げた



あたりを探してみてもガラスの破片はない
あるのはただの 空白
取り戻すことのできない 空間
どうしたって元のキレイなビー玉にはできない

例えなくした破片が戻ってきても
消えない傷が確かにそこにあるから


みつからない破片はどこへいったんだろう
無くなった訳でも 消えた訳でもない
見えなくなってしまっただけ
ただそれだけ

小さすぎて見えなくて みつからない
小さいけれどそれがなければビー玉にはなれない
小さいけれど空間を造ってしまう
小さいけれど大切だった破片



大切なのに見えない
弱さ 甘さ 単純さ
どれのせい? 何のせい?
自分のせい?
わからなくなってる
考えれば考えるほど 見えなくなって
見えてた気がしたことも忘れて
くっつけたガラスはまた崩れそうになって


壊したくないと必死に丸めてみる
壊したくないと必死になればなるほど
力が入って形が崩れていく

歪なガラスは
またガラスの破片になっていく
繰り返し 繰り返し
ループしては みえなくなる


足りないものは何だろう
考えれば考えるほど
正解は遠ざかっていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

大切な破片


正解はいったいなんなのか

それは人それぞれ。

そしてみつかるかどうかも

人それぞれ

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投稿日:2011/10/02 19:37:20

文字数:773文字

カテゴリ:歌詞

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