毎週土曜日は二人の日だって
言わなくてもお互い分かってた
10時をさすいつもの時計台で
かけよってくる君のこと見つめてた

今日はどこに行ってみようかって
きまって君はたずねたけれど
ぼくが答えを用意する間もなく
君はすぐに微笑み歩き出した

なにするでもなく手をつないでた
君とぼくとの絆を信じて
なにするでもなく笑い合ってた
それが揺るぎない
二人の愛のかたちだって思っていた

いつからか二人が会うときの
時計は10時5分をさした
言葉を交わすこともなくただ
手につながれてゆっくり歩きだす

今日は大事な話があるんだって
君の唇はそうつぶやいた
ぼくが言葉を理解する間も無く
君はぼくのもとから去っていった

なにするでもなくすれ違ってた
気づかないうちに愛は色あせて
なにするでもなくあきらめていた
それがどうしようもない
二人の愛の終わりだって思っていた

なにするでもなく笑い合って
なにするでもなく愛し合って
なにするでもなく憎みあって それを
なにするでもなく受け容れていく
そんな世界だから
そんな世界だからこそ

なにするでもなく生きていくこと
無力なぼくに残されたメロディ
なにするでもなくぼくは歌うよ
それが今までの
傷を癒すことなんてないって知っていても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

なにするでもなく

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投稿日:2011/02/24 02:46:05

文字数:542文字

カテゴリ:歌詞

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