【1A】
現し世に白くつもった
花筏 故意に散らすがままに
うつろひてこの花の色
舟筏ゆらり過ぎゆくままに

【1B】
水面の花びら追いかけた
花色まだ遠くて掴まらず

【1S】
絶えず流れる刻でも
色づき優しく
君が教えてくれたあの花
散ってしまっても残ってるの

君と手繋いで
この景色見れたら
つらいときだったとしても
素敵だと思うの


【2A】
現し世にあたたかく吹く
秋風がただ染めだすがままに
うつろひて花いたずらに
浮雲がゆるりたゆたうままに

【2B】
空に浮かぶ花追いかけて
心のなか見つけて掴まえた

【2S】
泡沫の日々はまだ
残酷に綺麗
君に教えたあの星のこと
忘れていてもまた話すね

君の隣にて
星をかぞえたら
いやなことあった時でも
素敵だと思うの

【LS】
ふわり華々うつろひ
宵闇明けゆき
君と教え合う素敵なものに
名前つけよう 残していこ

君と手繋いで
この世界生きれば
楽しいことは何倍も
素敵だと思うの

しあわせと想うの



【以下ひらがな】
【1A】
うつしよに しろくつもった
はないかだ こいにちらすがままに
うつろひて このはなのいろ
ふないかだ ゆらり すぎゆくままに

【1B】
み なも の は なびらおい かけた
は な いろ ま だ とおくて つか まらず

【1S】
たえず ながれる ときでも
いろづき やさしく
きみがおしえて くれたあのはな
ちって しまっても のこってるの

きみとて つないで
このけしき みれたら
つら い と き だったと しても
すてき だとお もうの


【2A】
うつしよに あたたかくふく
あきかぜが ただそめだすがままに
うつろひて はないたずらに
うきぐもが ゆるり たゆたうままに

【2B】
そ らに う か ぶはなおい かけて
こ こ ろの な か みつけて つか まえた

【2S】
うたか たのひび はまだ
ざんこく にきれい
きみにおしえた あのほしのこと
わすれ ていても またはなすね

きみのと なりにて
ほしをか ぞえたら
いや な こ と あったと きでも
すてき だとお もうの

【LS】
ふわり はなばな うつろい
よいやみ あけゆき
きみとおしえあ うすてきなものに
なまえ つけよう のこしていこ

きみとて つないで
このせかい いききれば
たの し い こ とはなん ばいも
すてき だとお もうの

しあわ せとお もうの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

華々うつろひ

ヤナギ ヤスネ様の楽曲への応募用。

和っぽくてもう完全に好みの曲でした。
諸行無常な感じと、それを楽しもうとする感じが出ていたら嬉しいです。
色々あるけど二人で楽しく生きていけたらいいなって感じの、明るめのイメージで作りました。ヤンデレよりに読めるのはデフォです笑

ご縁がありました~
素敵な楽曲になることを祈ります!

閲覧数:309

投稿日:2018/09/09 17:50:37

文字数:1,039文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • 歌詞設定作品1

  • ヤナギ ヤスネ

    メッセージのお返しのお返しができないのが不便なのですが、疑問文が少々見えましたので、ご返信します~!

    >もしかして古典お好きですか?私は古典が大好きで、「うつろふ」も和泉式部の「花の色は…」という和歌から取っています。
    →私、大学は文学部なのですが、平安時代の古典がメイン研究分野でして、圧倒的に古典好きです~!
    和泉式部さんでしたか~。私は、最初、小野小町さんの方かと思いました~!

    >別れの危機とかもあるかもしれないけど、ずっと一緒に生きていきたいっていう恋愛よりのイメージなのですが、確かにヤンデレっぽいですね(笑)
    →少々、深読みしすぎましたね(笑)
    古典で「花」という言葉は「桜」か「梅」なので、「春風」とせず、「秋風」にしたのは...と思いましたが、素直に解釈できないのが私の悪い癖ですね( ´艸`)
    「別れ」というテーマがあるのならば、「ヤンデレチック」なのですが、それがあまりないとなると「献身的」ともとれますので、裏に隠されたテーマが何であるのかが解釈の基本になるのです~!

    さて、長文失礼しました~!選考終了後、またご連絡します~!

    2018/09/10 21:49:28

    • 星河 イオリ

      星河 イオリ

      わざわざお返事ありがとうございます!!
      私も文学部です! 学んでる分野は文芸っていうちょっとマイナーなものなんですけど、平安文学やりたいなって思ったこともあるくらいには好きなんです!
      あれ、人名打ちミスってました…小野小町であってます……
      春秋を書くことで一年中全部、って雰囲気を出したかったんですけど、確かに春風とかでも良かったかも… もしご縁があったときは改変も視野にいれたいと思います~
      「献身的」がイメージに近いかもです!
      個人的にヤナギヤスネさんの感性すごく好きです…! 今回ご縁がなくても、機会があったら詩についてとかお話ししてみたいです…
      ありがとうございました!

      2018/09/11 20:38:02

  • ヤナギ ヤスネ

    ヤナギ ヤスネ

    ご意見・ご感想

    星河イオリさん、はじめまして。ヤナギです!歌詞のご応募ありがとうございました!

    「うつろふ」という古語は「色あせる」という意味がありますね。昔の平安貴族の女性は好きな男性の訪れが少なくなると、色あせた花を手紙に添えて送る(つまり、男性の心変わりを疑っている)ということをしていました。
    そう考えると、意外と「別れ」を連想させるような言葉がちらほらと私には感じ取れますね~!
    たとえば、「秋」という言葉は、和歌で「飽き」(嫌になる)という言葉と掛詞になりやすいので別れの和歌でよく使われます。「泡沫」という言葉も「泡」ですから、「一瞬で消えてしまうもの、はかないもの」としての象徴にもなり得ると思います。

    一方で、歌詞は「君の隣で星をかぞえる」「君と手をつなぐ」という恋人のような動作が出てきます。
    これらは、「別れ」とは正反対のようなフレーズですが、何か「未練」や「ヤンデレチック」な表現なのだろうかと個人的に思います!

    それゆえ、全体的にポジティブな言葉を選んでいるのでハッピーな感じな歌詞に見えますが、その行間に潜む「思い」が非常に複雑な感情となっている点がとても面白いと思います!

    なお、これは私の一解釈ですので、間違っていたらすみません。

    さて、この曲は9/14締切ですので、応募終了までしばらくお待ちください!

    2018/09/10 10:42:15

    • 星河 イオリ

      星河 イオリ

      素敵な感想と解釈をありがとうございます…! まさかコメントを頂けると思っていなくて本当に嬉しいです!
      博識でいらっしゃるんですね…。もしかして古典お好きですか?
      私は古典が大好きで、「うつろふ」も和泉式部の「花の色は…」という和歌から取っています。
      別れの危機とかもあるかもしれないけど、ずっと一緒に生きていきたいっていう恋愛よりのイメージなのですが、確かにヤンデレっぽいですね(笑)

      素敵な解釈ありがとうございます! 私が曖昧にしか書いていないところや、解釈していただけないかなって思っていたところまで理解していただけて感謝です!

      素敵な歌詞がたくさん書かれていますし、ヤナギ ヤスネさんにとってよい歌詞が見つかることを祈っております。

      2018/09/10 17:47:52

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