少年は草原を 風を友に歩いた
愛しいあの娘(こ) 探して
朝も夜も 歩いた

月映え 鮮やかな
あの悪夢の夜に
奪われた愛し君 取り戻すため

風は少年に告ぐ
「あの娘はまだ待ってる
 この草原の何処か
 お前を今でも待ってる」
だから少年は行く
馬も はや疲れ果て
頼るものは己(おの)が足
草原を踏みしめる

少女は草原で 愛し彼を待っていた

永久(とわ)の契りを結び
昇る朝日を見た
あの日々がもう一度 蘇るよう

風は少女に告ぐ
「少年は必ず来る
 あの草原の果てを
 やがて超えてやって来る」

これは遠い地のこと
忘れ去られた伝承(はなし)
今も語り継ぐは
ただ風と草原のみ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

pradera

pradera http://piapro.jp/a/content/?id=ogo4dxsxttanbzns
に惚れてしまったので……つい。

草原・民族調=モンゴル、との(貧相な)発想から。
テムジン(チンギス・ハーン)が夫人(ポルカ)を一度とられたエピソードを思い出して吟遊詩風に書いてみました。
あのまま書くとジュチが生まれてしまうのでオブラートにくるみつつ(笑)

ミクが歌う、というよりミクが語り継ぐ、みたいなイメージになりますかね。



ものすごくどうでもいいですが、
モンゴル馬ってほかの馬より身体小さいですし、
わりあい早く力尽きそう……とか思うのですが……
でも従順でかわいいですよね。
……ホントどうでもいい。

閲覧数:203

投稿日:2008/04/12 22:08:25

文字数:294文字

カテゴリ:その他

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  • まなみん

    まなみん

    ご意見・ご感想

    おおお。まさか感想ついてるとは想ってなかったのでびっくりしました。
    ありがとうございますー!
    その節は……えーと。スレでエスパーしてしまいすいませんでしたっ(笑)

    もともと小説書きで、詞は本来分野外なので、
    無理やりやろうとすると物語り構成になるようです……(笑)

    2008/05/13 00:07:35

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