夢見が丘
ひそやかに眠る
鈍色の景色
僕はひとり佇む
名前のない丘に
ささくれた指で
触れた懐かしさ
散らばる感傷
夢に沈めて
白い通り雨
肩を濡らしてく
冷たいのになぜだろう
このままでいたいよ
消えない傷跡や
些細な思いも
愛せるでしょうか
愛せたらいい
作りかけの歌
そっと奏でたら
温かな雫
落ちた気がした
あの空はやがて
金色に染まる
行こう夢に手を振って
遠く近い明日へ
【読み】
ひそやかにねむる
にびいろのけしき
ぼくはひとりたたずむ
なまえのないおかに
ささくれたゆびで
ふれたなつかしさ
ちらばるかんじょお
ゆめにしずめて
しろいとおりあめ
かたをぬらしてく
つめたいのになぜだろ
このままでいたいよ
きえ(ない)きずあとや
ささいなおもいも
あいせるでしょおか
あいせたらいい
つくりかけのうた
そおっとかなでたら
あたたかなしずく
おちたきがした
あのそらはやがて
きんいろにそまる
ゆこおゆめにてをふって
とおくちかいあすへ
※( )部分は一音で対応しています
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