サヨナラも言わないで 全てを投げ出した
哀しみの大雨が傘も差さず歩く僕だけに降る

路地裏のゴミ箱 蹴飛ばしてみても 嗚呼
もう貴女がいた日々には還れないのでしょう

曇り空眺めて顧みる 淡いあの過去を
きっとすぐ空は晴れて 通り雨はやがて消えゆくだろう

嘆いても叶わない 事実は揺るがない
都合良く馬鹿らしく期待ばかりしてた身勝手な僕

あの頃の自分を 恥ずかしく思う 嗚呼
もう戻る事がないなら記憶さえ消したい

こんなにも こんなにも想っている 遥か遠い貴女
狂おしい雨で さらに哀しみが募って希望が霞む

空が晴れて光の差すほうへと歩み出そうとしてる
どうにか前へ踏み出せたらともがいているけれど

逢いたくて晴れた空 眺めてはそっと歩き出す
貴女を忘れられたら どんな未来よりも楽だったのに

きっと叶わない恋だと最初から決め込んだはずだった
だけど未だにどうしようもないほど逢いたくて恋しい気持ちがある
目の前を見渡したら青い傘がひとつ転がっていた

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

哀愛傘

あなたのいない虚無感

閲覧数:56

投稿日:2010/06/21 00:37:10

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました