読みかけた本たちが成した繁華街
まだ棚に戻せない
だって結末が気になるから
そうやって築かれた机の上

もう一冊、もう一冊 糸口を探る
四六時中、思考舞踊 されど進まず
隣の芝生が鮮明に 焦燥感が絶頂期
何とかしたい、したいのに……

足りない、足りない、足りない、空きが足りない
願いとは裏腹に、身体が吐いたメッセージ

機械に妬いちゃった わたしのより広そうだ
機械を憐れんだ 片付けられないもの同士

足りない、足りない、足りない、空きが足りない
ふと目に入ったfree() 理解したfree()
「何か捨てなきゃ」って気づいた。

繁華街区画整理事業
棚に戻すか燃やしてしまおう
死ぬまでに分かれば良いや
そうやって拾う机の上のゴミ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

HNLC0028「*空きが不足しています」

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投稿日:2024/04/03 10:33:26

文字数:320文字

カテゴリ:歌詞

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