汚れきった掌
流れることのない傷
ひびわれたガラス
いっそこの心に写して
低い音の中 はしるノイズ
叫ぶような 泣きそうな
あの歌声が 躯に響く
棄てきれない 雑音‐ノイズ‐
怒りも 涙も 笑顔も
壊れかけた仮面の嘘
はずしてしまえば何もない
心はすでに壊れてしまった
嘘の言葉 重なる
自分の弱さを隠す
欲を満たすばかり
もうそんなことは飽き飽きだ
高音領域に すすむノイズ
祈るような 願うような
この歌声が 躯を貫く
消えはしない 雑音‐ノイズ‐
世界も 自分も 痛みも
全部壊してしまえたら
真っ白からやり直せたら
この痛みも消えてくれるかな
花が咲いた 始まりの時
輝く未来が美しくすぎて
鏡のむこうを拒絶した
悲しみ巡るあの場所に
神様なんていらないから
全ての音を奪う末路なんて
もういらない
叫んで 叫んで 叫んで
声が嗄れるまで叫んで
傷で傷を誤魔化して
壊れるほど叫んだ
心にささったガラス片
痛くて痛くて雑音が聴こえる
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想